さまざまなWebマーケティングの手法がある中で、SEOは「やるかどうか」ではなく「自社の強みと提供できることを表現し、あらゆるチャネルを横断しながら、「それぞれで尖り、どう勝つかの領域」になりました。そのような中、アルゴリズムのべき論を語るだけのSEOコンサルタントは淘汰されてきています。
企業が求めるのは、戦略設計から実行ディレクションまで担い、時には自らも実装して事業成果に直結させることは何でも率先して行う「上流SEOコンサルタント」です。
そして昨今は、生成AIの普及によって「調査・要約・文章生成」などの作業が一気に高速化しました。コンテンツ制作のハードルが下がり、誰でもそれっぽいSEO記事を量産できる一方で、情報の同質化や品質のばらつき、意図しない誤情報も増えています。結果として、検索結果で勝つために必要なのは作業量ではなく、「何を狙い、どう設計し、どう検証して伸ばすか」という上流の意思決定を判断し、高速でPDCAを回すことが重要です。
上流SEOコンサルタントの付加価値は、AIでは代替しにくいこの部分にあります。事業課題を読み解き、検索需要と競合構造から勝ち筋を定義し、サイト構造・コンテンツ・内部施策・評価指標を一貫して設計。さらに社内外の関係者を巻き込みながら実行を推進し、流入だけを見るのではなく「売上・リード」などの成果に着地させることが役割です。広告費高騰やオウンドメディア強化の流れもあり、インハウス・外部支援のどちらでもニーズは拡大しています。
本記事では、SEOコンサルタントとして15年にわたり現場に携わってきた経験をもとに、上流SEOコンサルタントの具体的な仕事内容、求められるスキルセット、キャリアの築き方、そして現実的な年収レンジまで詳しく解説します。
SEOの黎明期から10数年にわたり、さまざまなサイトモデルのSEO支援に関わり、現在はAIの黎明期という大きな変化の只中にいます。そうした実体験を踏まえ、SEO会社が企業として発信する一般論では語られにくい、より実務に踏み込んだ粒度でお伝えします。
SEOコンサルタントとは?

SEOコンサルタントとは、キーワードの順位を上げるだけが仕事(役割)ではなく、事業に関連するすべてのキーワード順位を総体的に底上げし、そしてGoogleなどの検索エンジンを入口または出口として活用することで「ビジネスに加速をもたらせる伴走者」である必要があると私は認識しています。
また、Webからの集客と収益を最大化するためにクライアント、エンジニア、デザイナー、ライターなど、各関係部署や人と連携を図り、PM(プロジェクトマネージャー)としての顔を持つ必要もあります。
誤解を招くかもしれませんが、キーワードの順位を上げることは誰にでも出来ます。
しかし、ユーザーの検索行動を認知拡大や事業推進に貢献できるように設計できる上流のSEOコンサルタントは非常に少ないと感じていますので、次の章から役割や年収、スキルとキャリアの積み上げ方など、私の経験を交えながら、それぞれ詳しく解説します。
私はSEO黎明期の2010年からSEOに携わり、現在まで15年間SEOコンサルタントとして第一線で中小企業からナショナルクライアントと呼ばれる大手企業まで様々な業界、タイプのサイトをご支援してきました。
また、最近ではエンプラ企業で新規事業の立ち上げから推進まで関わっていますので、事業会社の目線でもお伝えできることが多いと思います。




ちなみに、皆様が気になる年収のところを先にお伝えすると、2021年度の受託利益でいうと複業(副業)で約1500万程度。アベレージで、1000万前後です。※内訳については後述しています。
「では、何をしているの?」という具体の作業を以下記事でまとめていますので、ご覧ください。






SEOコンサルタントの仕事内容・介在価値として大切なこと



私のキャリアは人材育成に関わる事業を26歳の時に共同創業した後、よりキーワードマーケティングの知識とスキルを高めたいと思い、SEOベンダーに転職しました。※その後、転職したSEOベンダーは2023年に上場。
その当時は、いわゆるブラックハットSEO全盛期(2010年頃~)で、その後2011年にコンテンツ品質に比重を置いたパンダアップデート、低品質の被リンクを排除するためのペンギンアップデートなど次々とGoogleのアルゴリズムが変化した時代でした。
現在は事業会社運営とSEO及びLLMOのご支援をさせてただいていますが、SEOコンサルタントをファーストキャリアとして選択、または転職で経験することは、私の経験上、自信を持ってお勧めいたします!
何故なら、「SEOは答えが無い問いに対して答えを導き出し続けること」であり、SEOコンサルタントはクライアントの伴走者として、その答えの【方向性を指し示す】ことに介在価値があります。
SEOコンサルタントとして、事業会社もしくは(SEO)支援会社をファーストキャリアとして選択することは、第3者目線での顧客事業理解と各サイトタイプ、業界ごとの特性や事例を多く体験することが出来るので、将来的な市場価値を高める上でも、とても良い選択だと思います。その後、どの業界に転職したとしても、必ず役に立つと断言します。
尚、SEOは独学で学ぶよりも、会社員として組織に蓄積されている知見とスキル、事例を多く経験することで対応できる領域が広くなり、成長スピードも速いと考えています。




注意点としては、組織の力を自分の力と勘違いせず、次のキャリアでは事業側または独立し、「個」の力を高めるとより「強い人」になれる感覚です。
SEOコンサルティングで成果が出るまでの流れ
「SEOコンサルタントに依頼したら来月から順位が上がりますか?」
これはよく聞かれる質問ですが、私はこう答えています。




私だけの力では順位は上がりません。何故なら、御社の強みは御社が一番知っているためからです。昨今のSEOはただ単にコンテンツを作るだけでは評価されず、そこに御社独自の見解やデータを用いた一次情報が必要です。ですので、私はドメイン全体および競合、検索市場、あらゆる変数を俯瞰してみて御社と一緒に「強み」を表現できるよう、選ばれるサイトになるよう2番目のファンとして伴走させてもらいます。
一般的なSEOコンサルティングの進み方(目安)



| 期間 | 主な作業内容 | 期待できること |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 現状分析・Search Console/GA4確認・競合調査・技術課題の洗い出し | 課題の全体像が見える |
| 2〜3ヶ月目 | 内部SEO改善・既存記事リライト・重要ページの構成改善 | クロール・インデックスが改善 |
| 3〜6ヶ月目 | 施策の効果検証・コンテンツ拡充・内部リンク整備 | 一部ページで順位・流入が動き始める |
| 6〜12ヶ月目 | 勝ちパターンへの集中投資・被リンク獲得・新規コンテンツ設計 | オーガニック流入が本格的に伸びる |
ただしこれはあくまで目安です。サイトの状態(技術的負債・既存コンテンツ数・競合の強さ)によって変わります。契約前の段階で「いつ頃から成果が出そうか」を仮説ベースで話せるコンサルタントは、それだけ診断力があると判断してください。
SEOコンサルタントに依頼するメリット・デメリット
「依頼すれば伸びる」と思って契約し、1年後に「何も変わらなかった」と感じるケースは珍しくありません。SEOコンサルタントへの依頼は万能ではなく、正確に言えば「使いこなせる会社だけが伸びる」ものです。メリットとデメリットを現場目線で整理します。
依頼するメリット
- 自社では見落とす課題を発見できる:内側にいると気づかない技術的問題・コンテンツの穴を第三者目線で特定できる
- 施策の優先順位が明確になる:SEOは「何でもやればいい」ではなく、インパクトの大きい施策から手をつけることが重要
- 社内のSEO判断基準が整う:コンサルとの対話を通じて、社内担当者のSEOリテラシーが上がる
- コンテンツ・開発・マーケの連携が進む:SEOを軸に、バラバラだった社内チームが同じ方向を向きやすくなる
- 失敗施策に時間を使わずに済む:「効果のない施策を1年続ける」リスクを大幅に減らせる
依頼するデメリット・注意点
- 成果まで時間がかかる:最低でも3〜6ヶ月は見る必要がある。短期で結果を求めると判断を誤りやすい
- 社内に実装する人がいないと成果が出にくい:コンサルの提案をCMS修正・記事編集・開発改修で実装できなければ、どんな提案も絵に描いた餅になる
- 担当者の力量差が大きい:会社名・ブランドで選んでも、実際に担当する人の経験値が低いと期待外れになる
- 記事制作を丸投げしても勝てない:コンテンツ量産だけでなく、既存ページ改善・内部リンク・CV導線の設計が必要
- 月額費用が固定でかかる:成果が出るまでの期間も費用は発生する。予算計画は余裕を持って組む必要がある
一言でまとめると、SEOコンサルタントは「答えを教えてくれる先生」ではなく「一緒に戦略を考えて伴走するパートナー」です。社内の実行力と組み合わさって初めて成果になります。
SEOコンサルタントの費用相場
費用だけを見た時に「SEOコンサルは高い」「月10万円以下は怪しい」という答えは、どちらも間違いだと私は考えています。費用は支援の範囲・会社規模・サイト状態によって大きく変わり、「月5万円」から「月100万円超」まで存在します。単純な価格比較に意味はありません。
SEOコンサルティングの費用相場(2026年現在)
| 支援タイプ | 費用目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| スポット相談・単発診断 | 3万〜10万円/回 | まず課題だけ把握したい |
| 簡易サイト診断レポート | 10万〜30万円 | 現状の問題点を網羅的に把握したい |
| フリーランス月額支援 | 10万〜30万円/月 | 小規模サイト・コスト重視 |
| 中小企業向けSEO会社 | 20万〜50万円/月 | オウンドメディア立ち上げ〜成長期 |
| 中堅以上・総合支援 | 50万〜100万円/月 | 競合が強い市場・大規模改善 |
| 大規模EC・DB型サイト | 100万円/月以上 | 数千〜数万ページ規模の技術SEO含む |
※記事制作が含まれる場合、1記事あたり2万〜10万円程度が別途発生するケースが多いです。
「費用の安さ」より「何が含まれるか」で判断する
- 戦略設計・KPI設定
- キーワード調査・競合分析
- 内部SEO診断・改善指示
- コンテンツ改善案・記事構成作成
- 月次レポート・定例MTG
- 実装支援・Slack等での都度対応
「月10万円でも社内に実装部隊があれば十分なケースがある。一方、月50万円払っていてもレポートだけなら意味がない」これが現場の実態です。契約前に必ず「費用の内訳」を確認してください。
SEO会社・フリーランス・事業会社出身コンサルの違い
SEOコンサルタントを探すと「SEO専門会社」「フリーランス」「事業会社出身の独立コンサル」という3タイプが見つかります。それぞれに強みと弱みがあり、どれが正解かは自社の状況次第です。
| SEO専門会社 | フリーランス | 事業会社出身コンサル | |
|---|---|---|---|
| 強み | 組織力・ツール・ナレッジが揃っている。対応リソースが大きい | 実力者に直接依頼できる。費用を抑えやすく柔軟に動ける | 社内事情・予算交渉・開発連携の現実を知っている。売上視点で考えられる |
| 弱み | 担当者ガチャがある。営業窓口と実務担当が別になりやすい | リソースに限界がある。属人性が高くなる | SEO専門会社ほど大量案件の横断知見は少ない場合も |
| 向いているケース | 大規模サイト・複数施策を同時進行したい | 小〜中規模サイト・コスト重視・担当者を固定したい | 社内調整が壁になっている・事業貢献視点でSEOを語れる人が欲しい |
私自身は「大手SEO会社でのコンサル経験」「某公共事業での局長として予算・組織を動かした経験」「上場企業マーケターとして事業数値に向き合った経験」を持っています。SEOの知識だけでなく、役員説明などの社内で施策を通す力・事業視点でKPIを設計する力が、実際の成果に直結すると感じています。
選ぶときのポイントは「SEOの知識があるか」よりも、「あなたの会社の状況で、施策を実装まで動かせる人か」です。
📌 あわせて読みたい:SEOコンサル会社と記事メディア事業者の違い——業界構造を知ると依頼先選びが変わる
AIO・LLMOとSEOの違い——2026年、変わったことと変わらなかったこと
「AIが普及したらSEOは終わり」「LLMOという新しい最適化が必要」——そんな声をよく聞きます。しかしGoogleは公式ガイドで、明確にこう述べています。
「生成AI検索機能はコアとなる検索ランキングと品質システムに根差しており、SEOのベストプラクティスは引き続き有効です」
— Google 生成AI検索最適化ガイド(2025年)
つまりAIO・LLMOの本質はSEOと同じです。AIに引用されるコンテンツ=Googleが評価するコンテンツ=E-E-A-Tが高いコンテンツ。特殊な「AI向けマークアップ」や「llms.txt」を用意する必要はありません。
変わったこと・変わらなかったこと
| 変わったこと | 変わらなかったこと | |
|---|---|---|
| コンテンツ | 「一般的な解説記事」の価値が急落。AIがすぐ代替できるため | 独自経験・一次情報・具体数字を持つコンテンツの価値は上がっている |
| 検索行動 | 簡単な質問はAI回答で完結しクリックされにくくなった | 「依頼したい」「詳しく知りたい」という意図の検索は従来通りページに流入する |
| SEO施策 | 記事の量産・テンプレートSEOの効果が低下 | 内部SEO・技術的構造・E-E-A-Tの強化は引き続き有効 |
| コンサルへの期待 | 「AIO・LLMO対応」を語れるかどうかを問われる | 「本質的な専門性・経験・実績」があるかどうかが判断基準 |
SEOコンサルタントに相談するとき「AIO対応していますか?」という質問より、「独自の経験・具体数字・一次情報をもとにしたコンテンツ戦略を設計できますか?」と聞く方が本質的です。それがそのまま、AI検索での引用・検索順位・ブランド信頼性につながります。
逆に「AIO対応プランがあります」「LLMO最適化します」とだけ言って、具体的な施策内容を説明できないコンサルタントは、バズワードに乗っているだけの可能性があります。
失敗しないSEOコンサルタントの選び方
SEOコンサルタント選びで後悔しないために、事前に確認すべきポイントをまとめます。「有名会社だから安心」「実績一覧がきれいだから信頼できる」という基準では、失敗リスクが高いです。
- 実績が「具体的な数字」で語られているか:「流入が伸びました」ではなく「VOL◯◯のKWで1位、流入◯倍」レベルの具体性があるか確認する
- 自社と近い業種・サイト規模の経験があるか:ECサイトとオウンドメディアでは施策が異なる。業種・規模感の経験を必ず確認する
- 順位だけでなく売上・CVを見ているか:SEOの目的は「順位を上げること」ではなく「事業に貢献すること」。CV・売上視点で語れるか確認する
- 提案内容がテンプレではないか:初回提案の段階で「御社サイトの課題仮説」を出せるコンサルは、それだけ診断力が高い
- デメリット・リスクも正直に説明するか:「必ず伸びます」と言い切るより「この施策のリスクはこれです」と言えるコンサルの方が信頼できる
- 実装まで見据えた提案をしているか:「こういう施策をやりましょう」だけでなく「誰がどう実装するか」まで考えているか
- 担当者本人の経験・考え方が見えるか:会社の実績ではなく、実際に担当する人の経験値・思考プロセスを確認する
- 相性・コミュニケーションスタイルが合うか:長期の関係になるため、報告の頻度・方法・対話スタイルが自社に合うかも重要




私が支援してきた案件で共通していたのは「担当者がSEOを事業の言語で語れるかどうか」でした。VOL90,500の美容系EC、VOL74,000のネイルEC、VOL60,500のファッション系ECで1位を取ったときも、重要だったのは「どのキーワードから攻めるか」の戦略判断と、クライアント社内担当者との実装ベースでのコミュニケーションでした。
依頼して失敗するパターン5選
SEOコンサルタントへの依頼で失敗するパターンには共通点があります。私がこれまで見てきた現場から、よくある5つの失敗パターンをまとめます。
パターン①:「順位保証・成果保証」という言葉だけで選ぶ
Googleの順位はどんなコンサルタントも100%保証できません。「1位保証」「成果保証」を前面に出す場合は要注意です。見るべきは「保証」という言葉ではなく、過去の施策内容・検証プロセス・再現性です。
パターン②:月額費用の安さだけで選ぶ
格安プランを選んだ結果、毎月順位レポートが届くだけで具体的な改善提案が何もなかった——これはよくある失敗です。費用の安さより、何が含まれているか・改善まで動いてくれるかで判断してください。
パターン③:「記事を量産すれば伸びる」という前提で依頼する
今のGoogleは、低品質な記事を大量に増やすとサイト全体の評価が下がるリスクがあります。記事数より既存ページの改善・カテゴリ設計・内部リンク・CV導線が重要です。「とにかく記事を100本書いてください」という依頼では、まず成果は出ません。
パターン④:社内に実装できる人がいない状態で依頼する
SEOコンサルタントが優れた提案をしても、CMS修正・記事編集・開発改修・社内承認が進まなければ成果はゼロです。コンサル費用を払う前に、社内で「誰が実装を担当するか」を先に決めておくことが大切です。
パターン⑤:KPIを「順位」だけに設定している
順位が10位から3位に上がっても、流入・問い合わせ・売上が増えなければ事業価値はほぼゼロです。SEOのKPIは「オーガニック流入数」「CV数」「売上への貢献」まで設定すべきで、「何位になったか」は中間指標に過ぎません。コンサルタントと最初の段階でKPI設計を合わせておくことが、後の評価トラブルを防ぎます。
↓ 以下はSEOコンサルタントを「目指したい方」向けのキャリアコンテンツ(下部に移動予定) ↓
SEOコンサルタントの年収
SEOコンサルタントの年収については、地域や経験などによって異なります。
しかし、海外のアメリカやイギリスでは年収が高く、平均年収は約$50,000から$100,000程度と言われています。




一般的には海外と比べると少し低いと言われています。
日本については、年収についての統計があまりないため、求人サイトや転職サイトなどから得られることができます。また、人材紹介会社なども年収についてのデータを持っていますが、データにはないリアルな年収を15年以上SEOコンサルタントとして携わっている私の経験からお伝えしたいと思います。
Webマーケ会社、SEOベンダーに就職、転職をしてサラリーマンになった場合の年収
年俸制で新卒は360万円~上位レイヤーの会社員で概ね600万円~800万円と言われています。
(※会社や条件によって変動)
参照:転職なら、求人情報・転職サイトdoda(デューダ) 「SEOコンサルタント 年収」含む 転職・求人検索




実際に私がそうでしたが、家賃補助などの福利厚生があるSEO会社は1人暮らしでも十分、都内で生活できると思います。
一方、1人暮らしであっても奨学金の返済などがある場合は、生活はできるが、遊びなどのお金にまわす余裕は私はなかったです。
また、家族がいる会社員のSEOコンサルタントの場合、1人馬力で都内で生活するには厳しいと思います。私の周りも共働きの同僚が多くいましたが、子どもがいる家庭だと役員クラス(年収700万以上~)でないと生活にゆとりはない印象でした。(都内と地方でも差があります)しかし、ここでお伝えしたいことは稼ぐスキルを身に付けることが全てではなく、Webマーケティング支援会社、SEOベンダーに就職・転職することによって個人ではなかなか携わることができないナショナルクライアントの案件やメディア、データベース型のサイト(求人、転職、不動産など)、ECサイトと様々なビジネスモデル、サイトモデルのSEOに携わることができることで、スキルや業界毎のナレッジを身につけることができ、さらには組織としての戦い方や組織内での自身の役割や任務を体験することができます。
私の経験からWebマーケティング支援会社、SEOベンダーに就職することの大きなメリットとして、様々な業界のビジネスモデル、サイトモデルのSEOが経験でき、さらにはクライアントワーク力、チームの1人として機能する役割を身に付けることができると考えています。
企業のSEOをコンサル受託するということは、ただ単にSEOの正しい知識や改善のご支援をするだけではなく、クライアントの事業に本気でコミットし伴走することが重要です。
そのために専門知識をどうやったら担当者または経営者に分かり易い言葉で伝えることができるかを「考えて伝える力」が付くと考えています。
SEOコンサルタントの介在価値は、知識やテクニックの教示ではなく、想いを持ってクライアントと一緒に事業を進めていくパートナー(伴走者)である。ということを抑えておいてください。




私は「事業の2番目のファンになる。」ことを大事にしています。
フリーランスのSEOコンサルタント(独立した場合)の年収
周りのフリーランスも2000万~以上のレイヤーが多いですが、スキルを備えていれば1000万円は現実的なレベルだと思います。主に2つの理由です。
- SEOコンサルティング会社でコンサルタントとして従事していた場合(サラリーマン)、クライアントから月額30万から大手企業であれば100万円のコンサルフィーを頂いているものが、経費以外はすべて自分のものとなります。※しかし、責任は大きくなり、全て自己責任となります。
- 利益率が圧倒的に高い。主に掛かる経費としてはツール代が月額1万から4万程度。(フリーランスのSEOコンサルタントがよく使うサードパーティーのSEOツールとしてはahrefsがあります。)ライターに記事作成を依頼する場合は3000文字程度の記事で、1記事5千円から2万円程度です。※ディレクション費を別途いただく場合は、プラス1万円から2万円が相場です。
しかし、周りのフリーランスSEOコンサルタントの状況、私の経験からも大体2000~3000万の年商が限界です。
一部のフリーランスSEOコンサルタントの中には、前職でSEOベンダー及びサイバーエージェントなどの大手広告代理店で豊富な経験を積んでいる場合は、年商の限界値はなく、案件も継続したお引き合いがありますが、経験が薄いSEOコンサルタントの場合は年商のアッパー(限界)が来て、年齢とともに自らが前線に立つのは厳しい状態となります。
「フリーランス名鑑|国内最大級のフリーランス検索サイト」でのインタビューを受けましたので、併せてご覧ください。
「クライアントの2番目のファンとなり伴走する」Webマーケ歴12年、”想い”重視の売上直結型SEOコンサル【突撃フリーランス/HoshinoShusuke】
また、AI黎明期の今、フリーランスでSEOだけに携わっている未来が想像できますか?
昨今のSEO(アルゴリズム)の動きを見ている方であれば、別の収益源を確保しようと新規事業を並行して行っている状況です。
例えば、コワーキングスペース運営などの店舗経営、Salesforce、HubSpotなどのSaaS代理店業、SEOツールの自社開発と販売あるいはデジタルマーケティング領域を包括的に支援できる組織を作るなど経営視点での上流サービスに振り切るか。
考え方、働き方は個々によりますが、共通しているのは継続的に案件の成果を出し、お引き合いが絶えない状況を作るには、
日進月歩で変化し、その変化に耐えうるチーム(組織)を作ることです。




年齢をとって知力や体力の衰え、家族が出来たり、社会性を担保したり、60代以降の人生を考えるとフリーランスとしてSEOコンサルタントを続けるのは難しいよね。と個人的には思っています。また、Goolgeアルゴリズムやトレンドの変化によっても介在価値を明確にしておく必要があると感じています。
副業(複業)のSEOコンサルタント年収
私の事例で言うと前職のデジタルマーケティング会社でSEOコンサルタントとして従事していた経験から2021年度の受託利益でいうと複業(副業)で約1500万程度です。私の場合は複業(副業)として携わっていましたので、自分のリソースを鑑みて、優秀なチームを1年から2年かけて作りました。
SEOコンサルタントとしての仕事内容は調査分析、クライアントとの調整、方向性を出し、レポート作成は調査分析会社でアナリストとして従事している方に外部委託、記事作成などが発生する際は、構成、ライティングと段階に分けて担当するメンバーを育てていった形です。結果、分野ごとのスペシャリストチームとして機能し、顧客に対しての成果も確実に出してきました。
【内訳】
直案件:SEOコンサル費用30万~50万/月×3件。業務委託:時給換算でいうと最低5千円から最高2万円。
単発での調査分析、企業講師依頼が年間2~3件の30万
※直案件、業務委託での報酬形態でも違ってきます。
地域によってもSEOコンサルタントの年収は違う
地域によっても年収は違ってきます。都市部の方が年収は高い傾向にありますが、考え方によっては地方のSEO会社で役員クラスになることによって、マネジメント経験や多くの裁量の中で得られることもあります。
私の経験からお伝えすると、とにかく様々なサイトモデル、ビジネスモデルのSEOに携わることで圧倒的な成長を得ることができます。また、「エリア×〇〇」など、地域属性のキーワードに対して、知見やスキルが身に付く体感です。
要は初めから年収を期待して会社を選択するよりは、成長ができる会社を選択すべきです。
成長ができるSEO会社の条件は以下3つです。
- 自社サービスや商品を持っている事業会社でSEOに力を入れている
- 自社メディアを運営している。アウトバウンドではなく、インバウンドマーケティングが集客の中心
- 中小規模から大手企業、様々なサイトモデルに関わることができるSEOベンダー
ファーストキャリアが【SEOベンダー】であるメリット
- コーポレート、EC、データベース(DB)型サイト、メディアなど網羅的に経験可能。
- 受託企業のフェーズ、事業モデルを考慮した上で施策の提案や方向性を提示していくことから、SEOの知識やスキルだけでなく、経営、社内体制を考慮した上で全体俯瞰した提案力がつく。
- 資料作成、クライアントワークの能力が高くなる。SEOは答えのない問いに対して答えを導き出す仕事だと思っているので、どの業界にいても重宝される。ただし、知識オタクは汎用性がないので、しっかり類推力を持って自社および顧客の事業にコミットすることが大事です。
SEOコンサルタントに未経験からなるには
未経験からSEOコンサルタントになるにはスキルと実績を積み重ねてください。しかし、やみくもに動いたり、独学しても時間が掛かってしまいます。
本項目ではSEO歴13年のベテランの観点からSEOコンサルタントのキャリアの積み重ね方をご紹介致します。
SEOベンダーに就職または転職
Web、書籍、またはWebオンラインスクールなどでSEOを独学で学ぶことは可能です。
しかし、それは生きた知識ではなく、クライアント毎に当てはまるものではありません。
実際に効果検証を繰り返し、それを組織レベルで実証することにより社内でのナレッジが蓄積し、また様々な事例の共有を得て自身のクライアントに実証することで確信に変わってきます。
SEOベンダーに就職、転職することのメリットとしては業界毎、サイトタイプ毎の成功事例や失敗事例を多く経験できることが最大の利点です。
注意点としては、くれぐれもSEOコンサルティングを販売するだけの「代理店」に就職、転職するのはお勧めしません。スキルのない会社は電話営業(テレアポ)がメインとなり、自身のスキルも付かない。クライアントにも良いサービスを提供できない。結果、疲弊してしまいます。
SEO未経験の方だと募集案内を見ただけでは、代理店かベンダーか判断するのは難しいと思いますが、1点アドバイスできるとしたら自社でメディアを持っている。またはプロダクト(例:分析ツールなど)を持っているかで判断してください。
事業会社でWebマーケティング(SEO)担当になる
自社メディアやプロダクトを持っている会社に就職、転職をしグロースに貢献することでナレッジを蓄積できます。
事業会社に就職・転職するメリットとしては、将来的に独立してフリーランスで(受託)SEOコンサルティングを行うときに「当事者意識」を強く持って取り組める点です。
例えば医療サービスのグロースに従事していたSEOコンサルタントであれば、医療業界の専門知識が豊富で担当者または経営者とも共通認識をもって話すことができる。
業務レベルで言うと記事作成をする際に薬機法などを考慮したライティング知識が豊富など。医療業界特化のSEOコンサルタントとして市場価値も高くなると想定しています。
副業でアフィリエイト、アドセンス収入を得て実力をつける
上記の2つは就職、または転職をしてSEOコンサルタントになる方法ですが、
本業(会社員、学生、主婦)を続けながら副業でSEOの知見と実績を積み重ねる方法です。ブログ運営が主ですので、独立後はメディアのコンサルティングや記事制作のディレクションがメインになると想定しています。
この方法は最もリスクが少なく、プレイヤーとしての自覚も強くなりますが、その反面、独学になることから前述したように時間を要します。
何故ならSEOはキーワードの順位を上げることだけが目的ではなく、社内リソースや事業モデル、各所との連携を図るなど、SEO以外の様々な事を考慮した上で優先順位を決めて判断するスキルが求められるからです。
未経験からSEOコンサルタントを目指す人へ
未経験からSEOコンサルタントにこれからなりたい方に知っておいて欲しいことは、2つです。
それは、「顧客を知ること」そして「自ら経験、体感すること」です。
顧客を知ること
顧客に伴走できるSEOコンサルタントになる際には、先輩コンサルタントのロジックを学びつつ、未経験のうちはスキルや知識がないので、まずは足を使って顧客事業の理解を意識してください。(例:顧客のサービス、商品、ソリューションを実際に使ってみる等)
顧客理解が出来ていないSEOコンサルタントの提案例をあげると、
- 先方のリソースを考慮せずにSEOの教科書通りの正論だけを伝える。
- 事業理解が出来ていないことにより、ズレたキーワード設計を行う。
いくらデータドリブンな提案をしても、顧客の「感情」が動き、Webサイトが自走できる状態まで伴走できないと提案自体、意味がないと思っています。




SEOコンサルタントの介在価値は「顧客事業に加速」をもたらすことです。
全員がSEOおたくであるデジタルマーケティングカンパニーのLANYでお取組みさせていただいたシール印刷会社の小島ラベル印刷さまとのSEO成功事例を公開しています。テクニックは大前提で、「熱量」が大事であることをご紹介していますので、ご一読ください。
LANYならSEOの専門知識と「熱量」をどこよりも提供可能。サイトが狙ったキーワードで上位表示に成功した事例



自ら経験、体感すること
顧客事業の商品やサービスをできる限り体験することが大事です。 例えば、店舗集客であれば、実際に五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で感じたマーケターとデータ上だけで提案作成をしたマーケターとでは、提案の温度感が全然違います。
titleやmeta descriptionなどの修正1つにとっても、事業理解をしたSEOコンサルタントが作る文言と理解していないSEOコンサルタントが作る文言は、検索エンジンの向こう側にいるユーザーに対しての意識度が違います。
SEOの最適解はGoogleの公式サイトやインターネット上である程度、答えを見つけることができます。しかし、その答えが自社およびクライアントの「正解」とは限りません。
ChatGPTなどAIライティングが話題となる中、今後も検索エンジンの動向は激しくなってくることが予想されます。しかし、考えること、決断することはヒトにしかできないことだと私は思います。
テクニックや知識だけに固執せずに、「答えの無い問いに対して答えを導き出すこと」
常に「検索エンジンの向こう側」=「正論の向こう側」を考えることが大事なことを知って欲しいと思います。




未経験からSEOコンサルタントにこれからなりたい方は、以下の記事も読んで欲しいです。
未経験からSEOコンサルタントを目指す人に知っておいて欲しい3つの事



WebマーケターとSEOコンサルタントとの違いは?
転職や求人募集などで、WebマーケターとSEOコンサルタントがあった場合、未経験者の方は混合すると思います。そこで、ざっくりとWebマーケターとSEOコンサルタントはの違いをご説明いたします。
Webマーケターは何をする?
Webマーケターは、自社サイト/クライアントサイトをはじめ、オウンドメディア、SNS、Web広告、メールマガジン、チャットなど、オンラインチャネルを活用して行われるWebマーケティング全般に関わる職業です。 Web上の顧客の行動に沿ってさまざまな戦略を実行し、効率的に多くの製品やサービスが売れるように、広告宣伝や市場調査などの活動を担当し、時にはSalesforceなどのSaaS(Software as a Service)を用いて、ユーザーの※ナーチャリングまでを一貫して行う役割を担います。
※ナーチャリング
見込み顧客の購買意欲を醸成することを目的に、顧客の興味度合いに応じて段階的に商品の情報提供を行うといったマーケティング活動
SEOコンサルタントは何をする?
一方、SEOコンサルタントは、検索エンジン最適化(SEO)の戦略を提供することが主な役割です。Webサイトのコンテンツや構造を改善し、検索エンジンのランキングを向上させることを目的とします。SEOは、Webマーケティングの一部であり、Webマーケターが担当することもありますが、専門的なSEOスキルを持つプロフェッショナルによるタスクもあります。




次の章から、実際に私の13年間SEOコンサルタントとして経験してきた実務を例にご説明いたします。
結論として、WebマーケターはWeb上のマーケティング全般に関連するタスクを担当する一方、SEOコンサルタントは検索エンジン最適化の戦略を提供することが主な役割となります。
Web業界での転職や就職が未経験の場合は、初めから浅く広く学ぶよりは1つのことに特化して尖ったスキルを身に付けたあとに、全般的な知識やスキルを身に付けることをおすすめ致します。
SEOコンサルタントの市場価値と将来性
10年以上、第一線で中小から大手企業まで各業界のご支援をさせていただきましたが、今後もさらにSEOコンサルタントの市場価値は高まり、需要も増えると予想しています。
SEOはWebサイトを作成、運用していく際に必ず必要なスキルであり、Web業界で働くにはリテラシーレベルでも抑えておいた方が良いです。また汎用性がきくスキルだと認識しています。
SEOには正解がありません。各サイト毎にPDCAを回しながら「最適な答えを見つけ出す」力を身に付けることができます。ファーストキャリアでSEOを学んだあとは解析、SNS、SaaSなどの知見とスキルを深めていくことで一気通貫でデジタルマーケティングが行えるようになります。
次のキャリアとしてもキーワードマーケティングの根幹であるSEOを抑えておく事で起業、転職、またはフリーランスで独立することに役立ちます。
SEOコンサルタントの仕事内容とは?必要な8つのスキルを解説
SEOコンサルタント13年の経験から現場で必要な最低限のスキルをご紹介いたします。
昨今のSEOは総合格闘技であり、1つの対策をおこなっただけでは効果は期待できません。
SEOに関わる施策は勿論、SNS、オフラインでのマーケティングと多岐にわたり、広い視野で考える必要があります。その中でも必須のスキルをご紹介いたします。
❶Googleのアルゴリズムを分析
日進月歩で改良され、数百~数千のアルゴリズムがあるとされているGoogleのサイト評価基準を分析。自社および競合が現状のアルゴリズムに対してどう評価されているか仮説を立て改善できるスキル
❷HTMLタグなどのWebに関する基礎知識
Webページのmeta情報などを検索エンジンやブラウザに認識させるためのHTMLタグ知識。 例:title,description,hタグなどの改善によってSEOにおける効果と検証ができるスキル
❸狙ったキーワードで上位表示



自社の強み、競合サイトとの差分(サイト構造、コンテンツ、被リンク要素etc.)を見極め、現状のアルゴリズムに沿って改善、効果検証ができるスキル。
❹戦略(初期施策)の策定



キーワード調査から選定。事業モデルを考慮した上で優先順位までを決めることができるスキル。
(step1)
担当者、可能であれば社長から商品/サービスの強み、創業経緯、今後の事業展開など、Web上の調査だけでは図れない(わからない)ことを直接またはテレカンでヒアリングをして関係構築と事業理解をおこなう。
(step2)
クライアントの強みや今後の事業展開から想起できるキーワードをまずは自身の頭で考える。始めからツールありきで調査してしまうと「ズレ」が生じてしまいます。
※「ズレ」とは具体的にはクライアントの事業とマッチしないキーワードを提案してしまうこと。
キーワード例:振袖
下記は無料のキーワード拡張ツール「ラッコキーワード」を使用した結果



クライアントの事業がレンタルを行っておらず、販売(購入)のみであれば「レンタル」を選定、提案した段階で顧客理解が足りず、また「安い」よりも「品質」で決めたいユーザーを獲得したいご要望である場合、キーワードでフィルタリングすべきです。
こういった判断がツールありきで考えてしまうと適切に行う事ができません。
(step3)
考えたキーワードに検索需要があるかないかを今度は定性評価がわかるデータで調査する。



自社、競合のオーガニックキーワードをサーチコンソール、キーワードプランナー、ahrefs、Ubersuggest、semrushなどのサードパーティツールを複数使用してMECEに抽出と選別
(step4)
対象サイトの事業とマッチするキーワードを選定



検索VOLが高く、Web上でのニーズも高いがクライアントの事業モデルや取り扱っているサービス、商品に照らし合わせるとミスマッチを起こしているキーワードも存在するので、SEOコンサルタントが目視で確認から選定することが重要です。
ツールはあくまで補助的な役割として認識し、(step1)で行ったクライアントから直接聞いたこと、またはSEOコンサルタントが実際にその商品やサービスを使用、使用した人から実際に感想を聞いた一次情報をキーワードと照らし併せて選定することが収益に紐づき易く、SEOコンサルタントが本来担う役割だと考えています。方程式は下記です。
(方程式) 想像力×一次情報 @ツール




ちなみに私はコンテンツマーケ・SEO対策ツールのミエルカを重宝しています。SEOのツールとしては、ダントツでおすすめです。
ミエルカのサジェスト自動グルーピング機能
サジェストキーワードを自動でグルーピングしてくれます。



出典:マーケティングツール ミエルカSEOで調査(2023年9月現在)。https://mieru-ca.com/
赤枠で囲った「リッチリザルト」の項目で、コンテンツに含める効果的なメディア種別を表示してくれます。



出典:マーケティングツール ミエルカSEOで調査(2023年9月現在)。https://mieru-ca.com/
ミエルカ サジェストインテンション (競合流入数調査)
サジェストキーワードを取得し、それらの「検索ボリューム」と「検索意図の近さ」をバブルチャートで表示される機能も参考にしています。



出典:マーケティングツール ミエルカSEOで調査(2023年9月現在)。https://mieru-ca.com/
また、自社・競合サイトの順位状況をチェックすることができ、その中でもまだ未発掘(対策していない)のキーワードも発見できます。



出典:マーケティングツール ミエルカSEOで調査(2023年9月現在)。https://mieru-ca.com/
詳しくは、以下の記事をご覧ください。



この章の最後にクライアントは「順位を上げる」ことよりも「収益を上げる」ことを目的としていることを、これからSEOコンサルタントを目指す方は忘れないでください。
(step5)
さらにPAAや再検索キーワードなどを追加して拡充。
再検索キーワードとはGoogleにおいてユーザーが特定のキーワードで検索した際に、検索結果ページの一番下に並んでいる「他のキーワード」のことを指します。
(例:脱毛)



ユーザーは自身に興味のあることは複数回、検索します。興味のあること、分からないことは関連するキーワードでより詳しく調べてから実際に行動(例:購入、問い合わせ)に移すまでの過程を想像し、
「検索意図を満たす」=「最後に見るURL、辿るコンテンツ」 ユーザーが何を求めて検索行動を起こし、何を探しているのかを想起した上で、そのキーワードの受け皿となるコンテンツを用意しなければいけないと個人的には理解しています。




「SEO=コンテンツ=記事」の考えではないということです。
例えば、旅行や観光に関するクエリの例でいうと、「エリア 旅行」「エリア 観光」と検索した際に、旅行予約(新幹線、宿泊などの予約)ができる楽天トラベル、JTBなどのサイトが上位表示されています。
これは、「エリア 旅行」「エリア 観光」の検索意図としては予約まで完結できる「出口」となる受け皿を持つURL(ページ)を求めていることが分かります。
別の視点で考えると、行政と民間企業の間で、観光事業を推進するために設立された「〇〇観光協会」などは、地域の旅行や観光情報を記事コンテンツで発信し、予約システムとAPI連携することで、検索意図を満たすURLを構築しています。逆に観光情報だけの予約まで完結できない「出口のないURL」は、上位表示されていません。
これは、その観光情報(記事コンテンツ)がいくらE-E-A-Tを網羅していたとして、検索意図が満たされていない。つまり、ユーザー行動の最後に見るURLになっていないからだと分析することができます。
❺検索意図×顧客インサイト×パルス消費の理解
「検索意図を捉えてコンテンツを作成しましょう。」ということは、当たり前のように何度も言われていることですが、その検索に至るまでの顧客インサイトは?そして、購買行動に至るまでのパルス消費につながる情報探索「バタフライ・サーキット」は?
検索エンジンだけでなく、SNSやInstagram、Pinterestなど様々なプラットフォームからの流入や次の行動を設計した上でSEOに取り組むことが重要です。
パルス消費につながる情報探索とは? バタフライ・サーキットと 8 つの動機
2019 年、私たち Google の調査チームでは、日本におけるこれまでの購買プロセスのセオリーが通用しない、瞬間的に購買行動が起こる状況を「パルス消費」と名付け、発表しました。その後「情報探索そのものを整理することはできないのか?」という疑問を受ける中で、その課題意識を踏まえた複数の分析、調査を 2019 年下半期に実施しました。 その結果から見えてきたことは、一見すると無作為に見える購買に至る情報探索や検索行動のプロセスにも、ある一定の法則があるということ。その法則を私たちは「バタフライ・ サーキット」と名付けました。複雑な行動をする消費者を分析し、その結果開かれるデジタルマーケティングの新たな可能性について、全 5 回の連載で紹介します。
❻運用スキル
初期施策で選定したキーワードで高評価を得るための方向性を策定。
例:カテゴリ設計の見直し、既存ページのコンテンツ拡充、新規ページの作成、重複ページの削除などGoogleからの評価に対してマイナス面を減らしプラスを積み重ねていく。
都度、Googleアナリティクス、サーチコンソール、ヒートマップツールなどを利用して分析。
❼プレゼンテーションスキル
冒頭のSEOコンサルタントの仕事でも記載しましたが、SEOコンサルタントはGoogleのプラットフォーム内で如何にしてクライアントのサイトを高評価してもらい、集客及び収益があがるサイトにしていくか伴走することです。そこに答えや正解はなく、どうしたいか?、どうなりたいか?の「答えを生み出す」力が必要です。
そのためにはアルゴリズムを理解し、仮設検証をした上でのロジックをクライアントおよびチームに理解してもらうプレゼンテーション能力もSEOコンサルタントの役割です。




SEOコンサル会社とアフィリエイトが事業の中心である記事メディア会社との違いを以下で解説しています。
SEOコンサル会社と記事メディア会社(アフィリエイト)との違い



❽AIに関する知識と活用スキル
近年、AI(人工知能)の進化は目覚ましく、様々な分野で活用が進んでいます。SEOの分野においても、AIは大きな影響を与え始めています。
Googleは、検索エンジンのアルゴリズムにAI技術である「RankBrain(ランクブレイン)」を導入しました。RankBrainは、ユーザーの検索意図をより深く理解し、より最適な検索結果を表示することを目的としています。
SERPも日進月歩で変化している状態であり、※PAAなどの機能の充実により、ユーザーとしてもWebページをクリックすることなく、検索画面を閉じることもある状態です。




※PAAとは? Googleの検索結果画面に表示される「他の人はこちらも質問」という機能のことです。
ですので、AIの知識とGemini、ChatGPTなどの生成AIを活用してコンテンツ作成をするなどのスキルはこれからの時代、非常に重要となってきます。
資格よりも業界知識やスキルと実績を重視
SEOにおいての成功法やセオリーはGoogleの公式サイト及びインターネット上に多く存在します。しかし一番信頼のおけるSEOコンサルタントは「実績があるか」または同じ業界業種のサイトをグロースした経験があるかです。
様々な形でSEOに関する資格を取得することはできますが、資格は最低限の知識を抑える認識で資格よりも実績を積み重ねることを重視すべきです。




私の経験でもクライアントから「資格を見て決めました!」など言われたことはないですし、そもそもSEOにおける資格を見てはいません。
SEOで資格が重宝される業界は、金融業界や医療業界、いわゆるYMYL(Your Money or Your Life)の領域です。




ちなみに私はFP(ファイナンシャルプランナー)2級、証券外務員、相続診断士と金融分野での資格は持っていますが、SEO検定などの資格は持っていません。
資格例
SEO検定(日本SEO協会)
認定SEOコンサルタント SEOマーケティングアドバイザー認定(日本デザインプランナー協会)
個人的にはこれからの時代、掛け合わせスキルが大事だと考えているので、SEOの資格ではなくデータサイエンティストとしての資格を経済産業省主催の実践プログラム「マナビDX Quest」で取得しています。



「マナビDX Quest」は企業データに基づく実践的なケーススタディ教育プログラム及び、地域企業と協働したオンライン研修プログラムから構成される、デジタル推進人材育成プログラムです。
経済産業省
課題分析、施策立案
課題に対して自発的に施策を立案できるSEOコンサルタントが求められます。
サイト課題ひいては事業課題に対して第三者目線そしてSEO観点での定量及び定性分析を行い、SEO観点だけでなく事業全体において「伴走していく関係性」が理想的です。何故ならSEOは時に事業全体を左右するからです。
Webサイト改善ステップ(SEO)を可視化
私はよくWebサイト改善のステップ(SEO)を以下の資料を用いて可視化させ、顧客へ説明しています。



主要タグ(metaタグ)の最適化
各コンテンツ(階層)のtitleタグ・ metadescription・h1などの主要なメタ情報、見出し等のテキスト要素を一覧にまとめてご提出します。対策キーワードを漏れなく網羅し、そのページが何のページなのかをGoogleクロームに対して示し、ユーザーに対してもクリックしたくなるような文言を決め、各ページ固有に設定していただきます。



インデックス対象の最適化
Googleに評価して欲しいページ、評価され易いページ構成にする為に、サイト内部を修正していきます。



内部リンクの最適化
内部リンクは検索エンジンに対してもリンク元とリンク先の関係性を伝えます。
サイト内でのリンクの集まり方やページ内のリンクされる位置、リンク元ページのテーマ、アンカーテキストによって評価されていきます。(サイト全体の共通リンクである「ROSリンク」や、トップページからのリンクは特に重要な意味を持ちます。)サイト内ページ評価の優先順位づけをして、評価をして欲しいページ、カテゴリーに対して「重みづけ」を行います。



コンテンツの最適化
- 競合との差分を見極めてどこまでの粒度でクエリに対する受け皿(コンテンツ)を用意するか。または事業の強みを活かしてWeb上で差別化していくか。その時のメインキーワードは?
- 現状のコンテンツに足りない要素は何か
- SEO上の優位性と実店舗などでのリアルでの優位性が合致しているか。その優位性(強み)は尖れるか
- 階層(TOP / 一覧/ 詳細)ごとのコンテンツはユーザーをナーチャリングできるような流れになっているか。これらを考慮してコンテンツを最適化していきます。



被リンク獲得
被リンクはいわゆるサイトの「人気投票」で多くの被リンクが貼られているサイトは「ユーザーにとって有益な情報を保有している」とGoogleは認識し、SEOで最重要な順位決定要因と言われています。
被リンクを獲得できるようWebサイトではコンテンツの改善、新規作成。
リアルでは話題になるような商品開発、プレスリリースなどの施策を実行していきます。
※Webサイトの評価は中(コンテンツ)と外からの評価で決まります。
内部改善だけでなく、並行して外部からの評価(被リンク)を集めることが重要です。



Webサイト改善ステップ(SEO)を継続し、自走するサイトへ



目に見えるSEO施策とアラート



現在、何を目的として施策を行っているかを資料および言葉で明確に説明できるSEOコンサルタントを目指しましょう。SEOの効果がでるには一定の時間が必要であり、そのためには長期的なお付き合いができるSEOコンサルタントが理想的です。
SEOの知識をもっていれば、「現在何をしてくれているのか。」クライアントもある程度、想定できるかもしれません。しかし、殆どのクライアントはサイト改善だけに目を向けているわけではなく、本来業務と並行してSEOやWebマーケティングに取り組んでいますので、
現状の施策と緊急時のアラートを自主的に出すSEOコンサルタントは「自分事」として捉えている証拠ですあり、それがクライアントに伝わると信頼が増します。
今まで解説してきた一連の【SEOコンサルタントに必要な6つのスキル】を活かしたコンサルティング事例はこちらの記事でご紹介しています。



まとめ
検索エンジンを使用する限り(Googleが存在する限り)SEOコンサルタントは今後も需要拡大が見込まれる予想であり、求められるスキルも比例してひろがってきます。
しかし、本質は10年以上前から変わっておらず「ユーザーに対して有益な価値提供ができるか」を考えて顧客と一緒に伴走することが求められています。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。
最後に、これから(または現在)SEOコンサルタントの方にお伝えしたいことは、
一定のレベルに達したときに意識して欲しいことは【知識よりも執着や考え続ける癖づけが大事】だということです。
SEOの最適解はGoogleの公式サイトやインターネット上である程度、答えを見つけることができます。しかし、その答えが自社またはクライアントの「正解」とは限りません。
テクニックや知識だけに固執せずに常に「検索エンジンの向こう側」を考えることが重要です。




皆様のありがたいお言葉▼
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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最終確認日: 2026年5月18日
公務員の副業・転職に関する制度、法律、自治体ルールは所属先や時期により異なります。記事は一般情報として公開しており、実行前に所属先規定と最新の公的情報を確認してください。
運営者: Digital SEO(業界歴13年のWebマーケター/SEOコンサルタント)




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